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経験が要? どんな風でも安全で正確な着陸 [pilot]

前回訓練は、外を見えなくして行う基本計器飛行、地上目標を使った低空飛行訓練と失速各種、さらにはタッチアンドゴーというフルコース。

基本計器飛行は、異常姿勢からの回復が懐かしく、出来はまあまあ。低空飛行訓練も、まあまあ、以外と忘れていないもんです。まぁ予習もがんばってきたわけですが。久々の失速は胃に負担があって、なんとなく無口に... (うぅぅぅ...) という想定内の問題もあり、その後のタッチアンドゴーは、ちょっと出ばなをくじかれる感じに。

タッチアンドゴーの方は、今回も出来が悪く、がっかり。わずかな横風とはいえ、接地しない限り機体は左右に流されます。上空と地上で、風向きが異なり、どっちに流されるのか予想もつかず、毎回接地前の数秒間の出たとこ勝負。接地前の操作をいつもどおりに進めつつ、風を読む。読みながらの操作。弱いながらも風向きがどんどん変わる。そんな中で左右の流れを止めて降ろす。最後の一回は読めた!という感じで、うまくいったものの、あとの何回かは変化を読めなかった。右に流されたり左に流されたり、修正も前もって考えて行う物の、かえってそれが仇となる。そんな着陸ばかり。もちろん、丈夫な機体です、ちょっとくらい流されても、ちょっとなら問題なく降りられます。でもこれがもっと強く流されながらとなると、一気にタイヤの破損などもあり得る問題になります。

でも、こうも思います。はっきりとした一定方向からの横風の方が、多少強かったとしても、弱くて風向が変わる風よりも簡単だと。しかしそう考えると、もっと難しいのは、強い風が風向を変えながら吹いてくる時。どれだけ天候を調べて準備して離陸しても、着陸時の風向風速までを正確に予期する事はできません。そもそもプロでも外すようなものです。地形的な影響が、もちろんあります。そんな時に流されながら接地となると危険きわまりない。結局、そもそもどんな風にでも対応できる腕が必要なわけです。訓練の回数や経験が増えれば、それだけ、いろいろな風で練習できるチャンスが増えるわけですが、この数年、こういうパターンの横風着陸は経験していないように思います。

その日、その時、その場所での風ですから、苦手な風を意図を持って避ける事もできないものですが、狙って経験する事も出来ません。今までは、運悪く、そういう経験がとても少なかった。そう考えると、こんな難しい風を経験できて、自分が対応できていない事がわかったのは、ものすごくラッキー。好天に恵まれすぎて、経験の幅が狭いままでは、力がつきません。悪天候カモーン!とは言いませんが、ほどほど飛べる悪天候、これからは、それを願いながら訓練に望まねばと思います。ま、望んでも吹かないときは吹かないわけですが...

地上では実技試験に向けて、いろいろと勉強を進めてもいます。本業がますます多忙で、なかなか飛行機のための時間が取れないのですが、ここが正念場。いろいろ工夫して対応せねばと、この連休も机に張り付く日々です。もっと時間が欲しい!
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